効果と持続
脂肪細胞を死滅減少させるクールスカルプティング
クールスカルプティンの原点
アイスキャンディーを食べる子供の頬にえくぼができた、という事例から、ハーバード大学のD.マンスタインと R.アンダーソンの2人の医学者は、コントロールされた冷却による脂肪除去治療を考え出しました。
これがクール・スカルプティングの原点です。
アポトーシス
クールスカルプティングで行う部分痩身の仕組みは、脂肪細胞が4°で凍結する仕組みを使い、脂肪細胞を死滅させ体外へ排出させます。
アポトーシスとも言われるこの仕組みは、オタマジャクシとカエルに例えられます。
オタマジャクシからカエルに成長する途中で尻尾が消失するのも、アポトーシスによるものです。
このようにアポトーシスは自然現象なので、身体に悪影響はありません。
クールスカルプティングではこのアポトーシスを医学的見地からサイエンス的に引き起こすことでサイズダウンを図っています。
脂肪細胞はクールスカルプティングで凍結(冷却)されることにより死滅します。
これをマクロファージ(白血球の1種で比較的大きな細胞)別名、貪食細胞が死滅した脂肪細胞を捕食して、リンパ管を通って肝臓へ運びます。
肝臓で分解され呼気や尿として体外に排出されます。
脂肪細胞はクールスカルプティングで凍結(冷却)され、アポトーシス(細胞の自然死)し、マクロファージによって脂肪細胞は体外へ排出されます。
簡単に言うと、「クルスカで死滅しちゃった細胞は体内に不必要だから体内から排出しちゃってよマクロファージさん!」ってことですね!
クールスカルプティングの効果について
クールスカルプティングで吸引し、施術を行った部分の20~30%の脂肪細胞がアポトーシスするといわれています。
その死滅された脂肪に関しては体外に排され消え去るため、サイズダウン効果が見込めます。
クールスカルプティングでは、一度でも効果が得られやすいというのが人気のポイントであり、中には、たった1回でアンダーバストが5.3cmもサイズダウンされた方もいるそうです!
また、回数を重ねることで大きなサイズダウンを見込めることも可能です。
クールスカルプティングの持続について
クールスカルプティングでは脂肪細胞その物の数を減らすので成人した方であれば基本的にはリバウンドしません。
なぜ脂肪細胞が増えないかと言うと、脂肪細胞が増える時期は下記の通りで、成人後にそのタイミングは来ないからです。
第1期 妊娠末期の胎児(妊娠中の母親のエネルギー過剰摂取が、胎児の脂肪細胞の数を増やす。)
第2期 乳児期(生後1年間)
第3期 思春期
とされています。
この脂肪細胞が増えやすい時期に過剰にエネルギーを摂取すると、脂肪細胞の分裂が盛んになり、増殖型肥満に陥ります。
子供のときの増殖型肥満は、成人になって、肥大型肥満とが合わさった、混合型肥満(つまり、脂肪細胞の数が多く、サイズも大きい)という、重度肥満に移行する確率が高いとされています。
子供の肥満が、特に重要視されているのはこのためなのです。
そのため、今までの定説では脂肪細胞は増えないとされきましたがその定説は間違いです。
その内容は佐賀大学医学部の杉原甫教授の書かれた文献「脂肪細胞の増殖」にて記されいます。
文献の内容はちょと難しく書かれているので簡単に説明しますね。
脂肪細胞は、体重が増えるとまず肥大します。
脂肪細胞の肥大は300μmに達すると限界となります。
300μmを超えた脂肪細胞はなんと分裂してしまうのです。
クルスカで減らしたはずの脂肪細胞が・・・。
300μmと言われても「どんだけなの?」と検討がつきませんよね。
文献にはその目安が記されています。
BMI数値による判断です。
結論から言いますとBMI27を超えると脂肪細胞は体内で分裂し増大します。
BMI26までの体重増加だったら、破壊されていない残りの脂肪が大きくなるだけなので
「ヤバい!体重増えちゃった、ちょっとリバウンドしたかも」と思っても運動や食事制限で体重を減らせばまた脂肪細胞が小さくなりしクルスカ後の状態にまで戻せますが
BMI27を越え脂肪細胞が分裂してしまうと、新たな脂肪細胞が増え肥大化が始まるので自力で体重を戻してもサイズは戻しきれない
そんなイメージになります。
クールスカルプティングの効果を持続するためには
体重管理や適度な運動、バランスをとった食事制限が必要不可欠だと言えますね!
クルスカでせっかくサイズダウンしたなら意識高めで過ごしましょう!